Land の二色法 JavaScript の説明
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このプログラムは,カメラの映像を使って「Land の二色法」と呼ばれる錯視の実験を行うものです.
「Land の二色法」というのは,特定の一色の明暗だけでできている画像と,色の無い明暗だけの画像の二つを重ね合わせると,使用した一色以外の色も見えるように感じることがあるという現象です.

このプログラムでは以下のような処理を行います.

まず,カメラの映像から赤の成分だけを取り出します.(つまり,RGB 形式で表されている画像の R チャネルのデータはそのままで,G,B チャネルのデータをすべてゼロにした画像を作成します.)
赤の成分の画像
次に,緑の成分だけを取り出し,色を取り除いて明暗だけの画像にします.(G チャネルの値を R,B チャネルにコピーします.)
緑の成分の画像



緑の成分の色無し画像
この二つの画像を適切な比率で混合すると,実際には存在しない(と言っても,緑の成分から作った画像には,成分としては含まれているのですが)緑や青の色があるように感じられます.
合成した画像

画面上部にある映像が混合した画像です.下側の二つの小さな映像が,赤の成分の画像と緑の成分から作った無色の画像です.
一番下にあるスライダで両画像の混合の比率を調節します.スライダを左に寄せると赤の成分が,右に寄せると緑の成分(無色)が多くなります.